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書籍詳細

【白の海へ】 ジェイムズ・ディッキー

販売価格: 300円(税込)

[在庫数 1冊]

書籍詳細

残酷で美しいオデッセイだ。
本書は主人公マルドロウの1人称によってストーリーが語られる。
アラスカ育ちで狩猟やサバイバルの技術に長けたアメリカ兵マルドロウは、敵国である日本のまっただなかに投げ出され、生き延びるために次々と人を殺していく。
似たような背格好の男を捜して銃で撃ち、服を奪う。
生肉を食べ、血をすすり、殺した人間の手の骨を針に加工し、防寒具をつくる…

凄惨な場面の連続だが、主人公の目を通すと、
まるでそれが大自然の摂理であるかのような不思議な感覚に陥る。
著者のジェイムズ・ディッキーは詩人としても名高い純文学系の作家で、本書も小説の形をとった詩という趣が強い。
マルドロウが逃亡先に北海道を選んだのは、偶然ではなく本能によってである。凍てつき、荒涼とした白い大地は、彼にとってのサンクチュアリであった。

こうしたイメージは、訳者の高山恵が指摘しているように、
まさしく著者の世界観そのままである。
そして衝撃のエンディングも…。
なお、著者は本作品映画化のために
脚本を書いている途中の97年1月、他界した。

状態: 並下 帯ナシ。カバー上部下部にヨレ。天地小口にシミあり。
出版社: 角川書店
著者: ジェイムズ・ディッキー
翻訳者: 高山恵
発行年: 2000年 初版
定価: 1050円
サイズ: 12×18 cm
ページ数: 349ページ
シリーズ: b+(BOOK PLUS)

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