怪奇小説の常連作家、創生期のSF界の有力作家らによる、
怪奇性・モンスター性を重視した吸血鬼小説の傑作15編を収めたアンソロジー。
ホラーとして、ブラックユーモアとして繰り広げられる吸血鬼たちの饗宴。

本書は、吸血鬼の怪奇性やモンスター性を重視したライス以前の短編から、吸血鬼小説の代表作を選んである。
吸血鬼をホラーの対象として怖がり、あるいはブラック・ユーモアとして楽しめるものである。
アメリカン・ホラーの源泉である怪奇小説誌『ウィアード・テールズ』（1923〜54）の常連作家、
怪奇小説専門の出版社アーカム・ハウスの作家、あるいは創世記のSF界の有力作家の傑作が、
既訳未訳を問わず15編、古典的な吸血鬼からSF吸血鬼まである。
その時代の著名な作家が、各々優れた個性を発揮して、
吸血鬼という興味あるテーマに、どう挑んだかを充分に味わってほしい。
（解説より）