当時暗躍中のあの大《錬金術師》カリオストロやフリーメーソン、ジェスイット会等に取材しつつ、
青年貴族と秘密組織との妖術を駆使したスリリングな死闘のうちに
人間制御〈マニピュレーション〉の恐怖を描いた本書こそ、
ドイツ恐怖小説の大流行の幕を切って落し、後のホフマン、ティーク等のロマン派のみならず、
ゴシック小説等にも大きな影響を与えた、終末論的ペシミズムに溢れる恐怖小説の古典である
                        
                            
                                状態: 並下 箱帯ナシ。箱にスレ・傷・少傷み・月報アリ。
                                出版社: 国書刊行会
                                著者: F・シラー
                                翻訳者: 石川實
                                発行年: 1980年 初版
                                定価: 2000円(税別)
                                ページ数: 233ページ
                                シリーズ: 世界幻想文学大系 17