一面の霧の中、巨大な亡霊のごとくそびえたつベラスコ邸。
かつてここでは淫蕩と残虐の限りが尽くされ、多くの生命が失われたという。
神への冒涜の果てにさまよう怨霊は現在もこの館に取り憑き、人々に恐れられていた……
その謎を解明すべく、4人の男女が30年ぶりに館に踏み込む。
だが、そこには想像を絶する怪現象が待ち受けていたのだ。
外界と遮断された館の中で、彼らは次第に狂気と戦慄の只中へ引きずり込まれていく……
圧倒的迫力で迫る、モダンホラーの金字塔。

※こちらの書籍は、文庫本です。